まず電話対応をする時、こちらはサービスをしているという気持ちになりますが、そもそもサービスとは相手から対価を得ているから行う事です。
これはビジネスの範囲です。
しかしもう一つ電話対応で大切にして欲しいのが、ホスピタリティの精神です。ホスピタリティとは相手に損得勘定を求めずに対応することです。
無料の奉仕精神です。
電話対応をする時にはもちろんサービス精神も必要ですが、このホスピタリティの精神も心にとめてほしいのです。
会社側の立場として対価をもらう相手を尊重し、丁寧な対応を心掛けるサービスは必ず必要です。しかしここに損得勘定なしの心配りを付け足す事がプロの仕事です。電話といえ人と人の関わりです。
相手を気持ちよくさせるホスピタリティ溢れる電話対応ができる人とそうでない人には大きな差が出ます。
しかしホスピタリティと言われても、具体的なものが思い浮かばない方もいるでしょう。難しいことはなく、簡単なところでは声だけでもいいのです。
相手にいい印象を声色、声質を使うだけでもホスピタリティです。
あとは思いやりのある対応。損得勘定なしで電話の向こうの相手の声や態度から、気遣う言葉を言えれば十分なホスピタリティです。
ホスピタリティと聞くと、難しく考えがちですが、誰にでも簡単にできる事から始めればいいのです。
そしてホスピタリティは相手に喜ばれることに対価を感じるということ。
それを行える電話ができる人は一流と言えます。